会長あいさつ(開業医向け)

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福岡県歯科保険医協会
会長 小林 増藏

年頭所感 政治の流れを変えよう (2010.1号)

 皆様、あけましておめでとうございます。

 昨年中も当協会活動について、ご理解とご協力をいただき、また署名活動などにもご参加いただき、誠に有難うございました。

 昨年アメリカでは初の黒人大統領オバマ氏が就任し、日本では8月30日の衆議院総選挙で自民党が惨敗し、民主党が308議席を獲得、社民党と国民新党との三党による連立政権が誕生し、政治の流れが変わってきました。

 11月22日、岡田外務大臣は1960年、日米安保条約改定の際の「核の密約」と1972年の沖縄(施政権)返還における米軍費用の肩代わり疑惑に関する外務省内部調査が終了したこと、本年1月中にその結果を発表すると約束しました。自民党政権は49年間「疑惑は存在しない」と国民を欺いてきたのですが、その真実が明らかにされるでしょう。

 次に、レセプトオンライン請求義務化の件ですが、11月25日、厚労省はパブリックコメントの結果発表と同時に、厚生労働省令151号を公布しました。

 厚労省は、「今回の募集に対し、貴重なご意見・情報をお寄せいただき、誠に有難うございました」と謝辞を述べ、新しい省令では、電子レセプトオンラインまたは電算請求を原則とする。特例として手書き請求を認め、努力目標を設ける。そして、常勤保険医が65歳以上の医療機関では、紙レセプト請求を認めるという形に変更しました。明らかに流れが変わったのです。

 しかし、心配なこともあります。

 民主党がマニフェストで公約した、『後期高齢者医療制度の廃止』が大幅に遅れていることです。本年4月以降、窓口負担が1割から2割になる人が出てくることになります。また、保険料滞納者には資格証明書が発行されるでしょう。一刻も早く、高齢者いじめの医療制度を改めてほしいと願っています。

 いつも申しますが、「権利は与えられるものではありません。絶えず言い続けなければ押しつぶされるのです」。

 これからも、国民が安心して生活できるように、いろんな形で声を出していこうではありませんか。流れを変えましょう!

福岡県歯科保険医協会のホームページをご覧の皆様へ(2009.10)

 ようこそ この頁を開いていただき、ありがとうございます。

 私たち 福岡県歯科保険医協会は、地域の皆様、国民が、何時でもどこででも、安心して保険でいい医療が受けられる様に、努力している団体です。 また、国民と開業保険医と勤務している保険医の一人ひとりの生活と権利を守る為に活動している自主的団体です。 全国的には「保険医団体連合会」(通称「保団連」)に加盟し、医科・歯科一体で活動をしています。 保団連は只今会員103000人弱、福岡県歯科保険医協会は会員1820人という所です。

 さて2009年8月30日の衆議院総選挙では、自民党が敗退し、民主党が308議席を獲得し、鳩山由紀夫氏の民主党、社民党、国民新党の三党連立政権が発足し、政権が変わって政治の流れが大きく変わりつつあります。

 麻生政権が今年成立させた、15兆円もの補正予算を全面的に見直し、2002年~2011年の10年間に12兆9千億円もの社会保障費削減にストップをかけ、障害者自立支援法の廃止、生活保護の母子加算の復活、中学生以下の子育て支援(1人につき26000円の毎月支給)の実施、後期高齢者医療制度の廃止(今年度実施延期の動きあり)等、海外に向けては1995年から2025年までにCO2の排出を25%削減することを世界に宣言。来年1月以降のインド洋での給油活動の廃止を明言。前原国交大臣は、八ツ場(ヤンバ)、川辺川(カワベガワ)両ダムの建設中止と全国のダム事業の見直し、羽田空港の国際ハブ(拠点)空港化を宣言しました。

 そしていよいよ10月26日から国会が開会されました。

 今回の8月30日の総選挙について、神戸大学教授 二宮厚美氏の近著によると

①50年余り続いた自民党政権の長期凋落傾向の一つの到達点を迎えた事。大企業を中心とした非常に強い企業社会的住民統合と土建国家的な住民統合を、新自由主義は解体する役割を果たした。その結果、族議員を取り巻く集票機構が崩れた。例えば郵政民営化、道路公団民営化、公共事業削減を通じて郵政族、道路族、農政族といった集票マシンが効かなくなった。

②小泉改革の後、国民生活では格差・貧困問題が深刻化し、広範な格差社会ノーの世論を作り出した。

③そこに最後のトドメの一発として昨年秋のリーマンショック以降、戦後最大の経済危機が見舞った事と派遣切りの問題である等と述べておられますが、当を得た分析だと思います。

 さらに10月25日の参議院議員補欠選挙において神奈川県と静岡県で民主党議員が選出されました。

 来年夏の参議院選挙まで、民主党政権は、医療・福祉・経済分野等で国民受けするマニュフェストに基づく政策を矢継ぎ早に断行して行くだろうが、参院選挙が終って、民主等が一人勝ちすると民主党のいわゆる「下半身」部分が露呈してくる可能性があると考えられます。

 今後供、地域の皆様と共に、私たち医師・歯科医師がスクラムを組んで 人が人として大切にされる社会を目指して、新しい政権を見守りながら活動をして行きましょう。
2009年10月末日