第32回定期総会決議 いま、国民生活は危機に瀕している。 その中での医療危機も深刻化し、特に歯科医療を取り巻く環境は、診療制限や経営難の下 で困難の度を増している。 「国家による棄民政策」としか呼べない構造改革路線の強行により、格差社会は明らかに 拡大し、11年連続で自殺者が3万人を超え、歯科界では「ワーキングプア歯科医」が増加 し始めている。  今こそ必要なことは社会保障の充実であり、国民の生活をまもりあたためることである。 そのためには、患者負担の軽減や診療報酬改善をとおして国民のための医療を崩壊の危機 から守ることが必要であると考える。  私たちは、国民生活をまもり、国民医療を確保するために、次の事項をただちに実現する よう要望する。 1) 診療報酬改定にあたっては、基本診療料や技術料を労働の対価として認め、大幅に引 き上げること 2) 保険医の人権蹂躙、萎縮診療を招くような指導・監査・処分を抜本的に改善すること 3) 医療財政への国庫負担を元に戻し、健康保険料負担と患者窓口負担の軽減を図ること 4) 診療報酬のオンライン請求義務化を撤回すること 5) 年齢で差別を医療に持ち込んだ「後期高齢者医療制度」を廃止すること 6) こどもの医療費助成制度をいっそう拡充し、国の責任での助成を創設すること 7) 消費税増税は行わないこと。なお、医療機関にはゼロ税率を適用し、損税の解消を図 ること 8) 休業保障制度の存続を求めるため、自主共済制度を保険業法適用除外とすること 9) 平和を希求し、核兵器廃絶と持続可能な地球環境の保護を推進すること 以上、決議する。 2009年5月23日 福岡県歯科保険医協会・第32回定期総会